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Dec 31.2025, 11:13:19
質問:SMT実装の量産工程では、不良品が一定数発生するのは避けられません。「返修重工(リワーク)」は特殊工程だと聞きますが、具体的にどのような作業なのでしょうか。回答:PCBのSMT量産工程では、設備精度や工程管理をどれほど高めても、部品ズレ、虚はんだ、部品違い、チップ破損などの不良が一定割合で発生します。こうした不良品に対して行われるのが「返修重工(リワーク)」という特殊工程です。専用設備と高度な技術を用いて不良箇所を修復し、製品を合格レベルまで回復させる工程を指します。量産においてリワークは、廃棄率を大幅に下げ、製造コストを抑えるためのまさに「命綱」と言える存在です。特に自動車電子基板や医療機器用PCBのような高付加価値基板では、その重要性は非常に大きくなります。多くの人は「リワーク=手作業で部品を外して付け直すだけ」と考えがちですが、実際にはそれほど単純ではありません。SMTリワークは高度な特殊工程であり、最大の難点は温度と作業力の精密制御にあります。不良部品を確実に取り外しつつ、PCB本体や周辺部品にダメージを与えないことが求められます。ここでは代表的なBGAチップのリワーク工程を例に、具体的な流れを説明します。最初の工程は不良箇所の検出と特定です。AOI(自動光学検査)装置やX線検査装置を使用し、BGAのどのはんだ接合部に虚はんだがあるのか、あるいはチップ自体が故障しているのかを正確に特定します。この工程が不十分だと、リワーク時に正常な部品を損傷するリスクが高まります。次に、専用治具による基板固定を行います。PCBをリワークステーションの治具に固定し、加熱時に基板全体が均一に温まるようにします。これにより、局所的な高温による基板反りを防ぎます。PCBGOGOのリワーク設備では真空吸着機能を備えており、小型基板でも確実に固定することが可能です。続いて、精密加熱による部品取り外しを行います。BGAのサイズやパッケージに応じて加熱温度と風量を細かく設定し、チップの上下から均一に加熱します。はんだが溶融したタイミングで、真空ノズルを用いてチップを静かに取り外します。温度が低すぎるとパッド剥離の原因となり、高すぎると基板材料や周辺部品を損傷するため、ここがリワーク工程の最重要ポイントです。部品を外した後は、はんだパッドの清掃と補修を行います。残留したはんだやフラック...