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Jan 05.2026, 16:09:23
パソコンのメモリモジュールやグラフィックカードなどの電子機器には、金色に見える導電端子が並んでいます。PCB金端子(Gold Finger、エッジコネクタ)は、基板と外部機器を接続する重要なインターフェースであり、その品質は装置全体の信頼性や信号伝送性能に直結します。しかし、製造工程、実装、使用中の抜き差しなどにより、金手指は損傷を受けやすい部位でもあります。代表的な不具合には、表面の傷、はんだ汚染、めっき摩耗、さらには端子の欠損などがあります。本記事では、PCB金端子の代表的な損傷タイプと、それぞれに対応した3つの修復方法について、具体的な作業手順とともに解説します。1. PCB金手指によく見られる損傷の種類1.1 傷や摩耗による金手指の劣化組立作業、コネクタへの挿抜、フローはんだ工程などの影響で、金手指表面が傷ついたり摩耗したりすることがあります。このような損傷は、接触不良や信号伝送の不安定化を引き起こします。1.2 はんだ汚染による不具合フローはんだ、リフローはんだ、手はんだ作業の際に、金手指表面にはんだやフラックスが付着することがあります。これにより、挿抜性の低下や接触抵抗の増加が発生します。1.3 めっき層の摩耗や剥離頻繁な使用や不適切な取り扱いによって、金めっき層が剥離し、下地銅が露出するケースもあります。この状態では接点としての機能が著しく低下します。金手指の修復や再めっき処理を行うことで、PCBの寿命を延ばし、基板交換に伴うコストを抑えることが可能です。2. PCB金手指の代表的な修復方法方法1:エッジ接点修復 電解めっき法電解めっき法は、軽度の傷やめっき摩耗が発生した金手指に適した修復方法です。再めっきを行うことで、導電性と耐摩耗性を回復させます。ただし、端子が完全に断裂している場合や欠損している場合には適していません。作業手順まず、損傷した接点を確認し、めっき厚や表面状態をチェックします。深い傷やピンホールがないことを確認します。次に、接点表面にはんだを流し、はんだ除去液で拭き取り、汚染物を完全に除去します。その後、水またはエアスプレーで洗浄し、残留物がない状態にします。テープで基板を固定し、電線を修復対象の接点エッジにはんだ付けします。接点表面に導電塗料を塗布し、めっきの下地を形成します。最後に、電解めっきプローブを用いて均一に金属を析出させ、...