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ドア連動型ナイトライト制御回路の紹介
28 0 May 26.2025, 09:07:21

ドアの開閉と周囲の明るさに応じて自動点灯するナイトライト制御回路をご紹介します。本回路は、昼間は点灯せず、夜間にドアが開いたときのみ自動で点灯し、一定時間後に自動消灯する仕組みとなっています。以下に、PCBGOGOの試作支援を通じて設計された制御回路の概要を示します。

この回路は、ドアを開けることで常閉型リードスイッチが閉じ、9V直流電源がコンデンサC3を介してトランジスタVT1にトリガーパルスを供給し、VT2が瞬時に飽和導通します。その結果、電源がVT2のコレクタ-エミッタ間を通じてコンデンサC4に急速充電されます。C4の両端電圧は抵抗R3を介してトランジスタVT3を導通状態に維持し、VT3の出力電流がダイオードVD3を通じて双方向サイリスタVTHをトリガーし、ランプHLを点灯させます。点灯時間はC4およびR3の定数により決まります。また、VD2はC3の放電ルートとして機能し、次のトリガーの準備を整えます。

さらに、光センサーとして光依存抵抗RGとトランジスタVT4により、簡易な光制御機能を構成しています。昼間、RGの抵抗値は低く、抵抗R6両端の電圧が上昇し、この電圧によりVL(約1.6Vの発光ダイオード)およびダーリントン接続のVT4が導通します。その結果、C3の正極がGNDに短絡され、リードスイッチが閉じてもトリガー電流がGNDにバイパスされるため、VT1~VT3は動作せず、ランプHLは点灯しません。点灯の明暗感度は微調整可能な可変抵抗R6で設定できます。

使用部品としては、VD1は1N4007、VDは0.5W/9Vツェナーダイオード、RGは明暗抵抗値差の大きいタイプを選定し、リードスイッチは常閉型を推奨、VTHは1A/600V双方向サイリスタを使用し、VD2およびVD3は1N4148を採用しています。他の部品は回路図に準拠して選定可能です。

PCBGOGOではこのような家庭用小型電子制御システムの試作基板製作にも対応しており、精密な多層構造や混載部品の実装検証も迅速にサポートいたします。


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