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調整不要の光センサー制御回路(RG外部露出タイプ)
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May 22.2025, 11:52:43
光感知に基づく自動制御を実現する回路として、NE555タイマーICを使用した光電制御回路をご紹介します。本回路では、光センサー(光感抵抗RG)を外部に露出させるだけで、調整なしに安定動作が可能です。
動作原理は以下の通りです。図に示すように、光が照射されていない場合、光感抵抗RGの抵抗値は1MΩ以上となり、555タイマーICのピン2およびピン6の電圧は電源電圧の約1/2(6V)となります。このとき、リレーKAが動作し、光が消えてもKAは保持状態を維持します。
その後、光が再びRGに照射されると、C1に蓄えられた電圧がRGを介して555のピン6に加わり、ピン6の電圧が電源の2/3(8V)を超えると、出力(ピン3)は低レベルとなり、KAのコイルが遮断されてリレーが解除され、回路は初期状態に戻ります。
この動作により、光が1回当たるごとに回路のスイッチ状態が1回切り替わります。
使用部品としては、ICにはNE555、光感抵抗には明るい時の抵抗値が10KΩ以下、暗い時に1MΩ以上となるものを推奨しています。その他の部品は一般的な規格品で問題ありません。回路は小型のプラスチックケースに収め、光感抵抗RG部分を外に出す構造にすることで、調整不要で即動作する設計が可能です。
PCBGOGOは、このような光電制御用途の小型電子回路の試作や量産に対応したプリント基板製造サービスを提供しており、センサーベースのIoT機器やスマート制御システムの開発を支援しています。
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