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技術的観点から見る多層基板の未来の方向性とは
10 0 May 19.2025, 11:05:49

テクノロジーが飛躍的に進化する中、電子機器はますます小型化、高性能化、多機能化の方向へと進んでいます。それに伴い、多層基板にはこれまで以上の高度な技術が求められています。以下は、技術の観点から見た多層基板の今後の主要な発展方向です。

1. より高密度な実装

電子製品の小型化により、多層基板はより高密度な設計が必要となります。高密度インターコネクト(HDI)技術はその中核を担う存在であり、マイクロブラインド/ベリードビア、ファインライン、狭ピッチといった設計により、基板の配線密度を大幅に向上させます。スマートフォンやタブレットなど、スペースに厳しい機器において、HDI多層基板は限られたスペース内により多くの部品を集積可能にします。

PCBGOGOは、業界内でもいち早くHDI技術を強みとし、線幅/線間50μm以下の加工精度を実現しています。これにより、高密度なインターコネクトが要求されるハイエンド電子製品に最適なソリューションを提供しています。

2. 高速信号伝送の最適化

5GやAIなどの技術が普及する中、高速かつ安定した信号伝送が多層基板に求められています。電気的性能の向上により、伝送時の損失、歪み、ノイズの低減が必要となります。そのため、低誘電率(Dk)、低損失の新素材の採用が進んでおり、加えて、適切な積層設計やインピーダンス制御が信号の完全性を支えます。

PCBGOGOでは、機能別に回路を分離しつつ最適に統合する設計手法を採用し、信号遅延を抑制しています。また、X線積層検査装置やAOI(自動光学検査)などの先進設備により、高精度な多層構造を実現し、高速信号伝送における信頼性を高めています。

3. 組込み部品技術の拡大

組込み部品技術とは、受動部品やICチップなどを基板内部に埋め込む技術であり、配線密度の向上、はんだ接点の削減、信頼性の向上、基板サイズの縮小といった効果が期待されます。今後のPCB製造において大きな可能性を秘めた分野です。

PCBGOGOは、この組込み技術の研究開発にも積極的に取り組んでおり、製品の小型化と性能向上に貢献する新たなソリューションとして成果を上げつつあります。

まとめ

多層基板は今後、高密度、高速、高信頼性の方向へと進化し続けます。PCBGOGOは技術革新と工程最適化を通じて、より高度なニーズに応え、エレクトロニクス業界の新たなステージを切り拓いていきます。

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