
タッチスイッチを使わず、台座表面の金属プレートに触れるだけで点灯と消灯が切り替え可能なデスクライト制御回路をご紹介します。本回路は、PCBGOGOが提供する信頼性の高い基板で構成されており、スマート制御を実現します。
【動作原理】
本回路は、IC-aおよびIC-bとして使用されるCC4013デュアルD型フリップフロップにより構成され、IC-aは単安定回路、IC-bは双安定回路として機能します。各D型フリップフロップは独立したデータ入力端D、セット端S、リセット端R、クロック入力端CP、および出力端Qと反転出力端を備えています。CPが低レベルのとき、入力の変化に関わらず出力が保持され、データがラッチされます。SまたはRの状態により、出力が明確にセットまたはリセットされます。
通常時はランプが消灯状態であり、IC-bの出力ピン13が低レベル、ピン12が高レベルとなっています。このときトランジスタVTはオフ状態で、トライアックVTHも導通しません。点灯させたい場合、金属プレートAに触れると人体が誘導するノイズの正パルス信号がR2を通じてIC-aのクロック入力端(ピン3)に伝わります。これによりIC-aがトリガされ、ピン1から高レベル信号を出力します。同時にR4を通じてC3の充電が始まり、一定時間後にIC-aがリセットされ、ピン1は再び低レベルとなります。この一連の動作でIC-aからIC-bへ正パルス信号が伝達され、IC-bがトグル動作を行い、ピン13が高レベルに変化、VTがオン、トライアックVTHが導通してランプが点灯します。再度タッチすると同様にIC-bが再度トリガされ、ピン13が低レベルとなり、VTおよびVTHがオフ、ランプが消灯します。
【部品構成】
C1は0.68uF 400Vのメタライズドフィルムコンデンサ、VDWは9Vツェナーダイオード、VTは3DK4タイプのトランジスタ、VTHは600V対応のBCR3A型トライアックを使用しています。タッチ用金属プレートAには小型の銅製ディスクが適しています。VD1およびVD2には1N4007整流用ダイオードを採用し、その他の部品は回路図に示された仕様に準じて選定します。
PCBGOGOはこのようなスマート制御回路に対応する高品質な基板製造を提供しており、試作から量産まで幅広くサポートいたします。