
今回紹介するのは、PCBGOGOが製作した音声光センサー付き節電ランプ用制御回路です。この回路は、昼間には音声センサーが無効となり、人が通過しても点灯せず、夜間または暗い場所でのみ音声に反応して点灯する仕様になっています。つまり、光センサーと音声センサーを組み合わせることで、暗所でのみ音による点灯が可能となり、不要な電力消費を徹底的に防止します。人工的な操作は不要で、利便性にも優れています。
本回路では、CD4069の六反転回路(インバータ)を使用し、必要に応じて他のインバータICでも代替可能です。トリガーには1A 400V 単方向サイリスタを採用します。音センサーには直径27mmのHTDマイクロホンを用います。抵抗Rgの値を大きくすればするほど、音声感度は向上します。R7とR8の調整により光センサーの感度を変化させることが可能で、C3およびR6は点灯の遅延時間を設定するためのパラメータとなります。C3にはリーク電流の少ない電解コンデンサを使用することで、遅延時間の精度を確保します。
本回路の構成としては、CD4069のインバータa?dが外付け抵抗と組み合わさり、増幅と整形の機能を果たします。フォトダイオードVDの導入により、照度が一定以下の場合にのみ回路が動作を開始します。C4およびC5は突発的なノイズを除去して誤動作を防止します。C3とR6は点灯後の遅延消灯時間を制御します。R1は電流制限および電流検出を担い、回路に過電流保護とソフトスタート機能を付加します。R10は降圧用抵抗であり、VD1?VD3は各回路を電気的に分離します。
このような設計は、あらゆる照明制御環境に適しており、エネルギー効率と制御の精度を両立させたソリューションです。PCBGOGOは、こうした高機能回路の試作と量産にも対応できる開発体制を備え、最先端の省エネ制御技術の普及に貢献しています。