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LCDとマイコン間の電圧レベル変換に対応したインターフェース回路設計
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May 20.2025, 14:50:26
LCDは2枚のガラス基板の間に液晶を封入した構造を持ち、下側の基板にはTFT(薄膜トランジスタ)、上側の基板にはカラーフィルターが配置されています。TFTに印加される信号と電圧によって液晶分子の配向を制御し、各画素の偏光状態を切り替えることで映像を表示します。
本回路は、PCBGOGOが提供するLCD表示モジュール「LM320160CCW」とマイコン間の電圧レベル変換を考慮したインターフェース設計の一例です。このモジュールは5V動作であり、マイコンは3.3V動作のため、直接接続することはできず、適切な電圧レベル変換が必要です。
インターフェース回路では、バスドライバとして741S245を採用し、マイコン側の信号端子に5Vのプルアップ抵抗を接続することで、信号の駆動能力と安定性を確保しています。下図に示すように、P3およびP7はマイコンのI/Oポートであり、RV1は液晶モジュールのバックライトコントラストを調整するための可変抵抗器です。
このようなレベル変換回路の実装により、異なる電圧環境間での確実なデータ伝送が可能となり、LCD表示の信頼性と視認性が向上します。
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