
****
光照记忆型フォトコントロール回路設計
8
0
May 20.2025, 14:50:35
光の有無に応じて状態を保持するフォトコントロール回路の一例をご紹介します。本回路は、調整不要で安定動作を実現する設計となっており、光が消えてもリレーが動作状態を維持する特徴があります。
以下は本回路の動作原理です。
回路はNE555タイマーICを中心に構成されています。光がない状態では、フォトレジスタRGの抵抗値は非常に高く(1MΩ以上)、555のピン2およびピン6の電圧は電源電圧の約1/2(6V)になります。この条件下でリレー(KA)は動作状態(吸引)となり、光が再び当たるまではその状態を維持します。
その後、光がRGに照射されると、コンデンサC1に蓄積された電荷がRGを介して555のピン6に加わり、ピン6の電圧が電源電圧の2/3(約8V)を超えると、555のピン3出力が低レベルとなり、リレーが非動作(開放)状態に戻ります。これにより、光の照射ごとに回路のスイッチ状態がトグル(交互切り替え)される仕組みです。
この回路では、フォトレジスタRGに暗抵抗値1MΩ以上、明抵抗値10kΩ以下のタイプを選定することで、安定した検出が可能です。その他の部品は特別な指定を必要とせず、回路完成後は小型プラスチックケースに組み込み、RG部分を外に露出させることで、即時使用可能な状態になります。
PCBGOGOでは、このようなフォトコントロール回路のプロトタイプ基板の製作にも対応しており、リレー制御や光電検出を活用したアプリケーション開発に最適なPCB製造環境を提供しています。
フォロー